苔を運ぶミソサザイ──初夏のきららの森で見た巣作りの瞬間

misosazai 野鳥


愛知県北設楽郡設楽町には段戸裏谷原生林 きららの森があります。
バードウォッチングで人気の場所ということで、初夏に入るこのタイミングで初めて行ってきました。
そこで動画のようにコケを使って巣作りするミソサザイに出会いました。

※巣に出入りするミソサザイ(動画)

※段戸裏谷原生林 きららの森のマップ

【きららの森とは】
きららの森は愛知県最大級のブナの原生林がそびえ立ちます。
標高が約900mと高いため、低地とは違った野鳥が見られると評判です。
場所が特殊なため、公共交通機関で訪れるのは難しいです。
自動車で訪れるのが現実的だと思います。
今回、豊田市側(西側)からきららの森を訪れました。
詳細は設楽町観光サイトをご覧ください。

dandouradani

※段戸裏谷原生林 きららの森

【森の雰囲気】
きららの森は標高が高いため、温度が低く地表の草木が少なく見えました。
夏にバードウォッチングが難しい理由の一つが、草木に野鳥が隠れて見つけにくいということがあります。
その点、初夏のきららの森は野鳥を見やすく良い環境に感じました。
また、段戸湖まで小川が流れていました。
段戸湖では多くの釣り人が湖まで入って釣りをしていました。
段戸湖では有料で釣りができるようです。

kirara no mori

※きららの森の様子

また、コケが目立ちました。
コケは栄養が少ない場所で繁殖すると思っていたため、あまり栄養価がない土地なのかもしれません。
過去に行った、白駒の池や屋久島の風景に似ていると感じました。

shirakoma no ike no koke

※白駒の池のコケ

yakusima no koke

※屋久島のコケ

【苔を使うミソサザイ】
きららの森を歩いていると、大きな倒木がありました。
表面はコケむしており、一部キノコも生えていました。
その倒木周辺で非常に高い鳴き声が聞こえています。
注意して観察しているとミソサザイがコケを集めては巣に出入りしています。

※コケを巣に運ぶミソサザイ(動画)

ミソサザイはコケを巣材としていることは知りませんでした。
コケを倒木から取っては、巣がある倒木の下側から内部にせっせと運んでいました。
ミソサザイの巣作りを実際に目の当たりにして感動しました。

koke wo hakobu misosazai

※コケを運ぶミソサザイ

【野鳥について】
ミソサザイの他にはオオルリやヒガラ、カケス等がいました。
特にオオルリは警戒心が強く、すぐに逃げ出してしまいます。
他の野鳥も警戒心がつよいため、なかなか姿を現してくれません。
コマドリの声はしていたため実際に見つけられず残念でした。

ooruri

※オオルリ

higara

※ヒガラ

kakesu

※カケス

【その他】
駐車場にはトイレが併設されていますが、山中のため水道はありません。
また入山する際は15時までにするような看板が設置されていました。
山中のためきららの森を散策する際は事前にドリンクなど最低限の用意をしておくのが大事だと思いました。

【最後に】
今回は段戸裏谷原生林 きららの森を訪れてみました。
春の田んぼ2000m越えの高山とは違った野鳥が生息していました。
運よくミソサザイの巣作りを見ることができましたが、高原という魅力ある風景でした。
時期によって野鳥や風景が大きく変わる場所なので、今度はまた別のタイミングで訪れたいと思います。
評判通り、バードウォッチングには良い場所だと感じました。

ーカメビギ

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